書籍・雑誌

2002年7月17日 (水)

行けなかったSF大会

執筆のため蟄居していた網代から帰ってきた。百枚の目標には大幅にとどかず、五十枚がやっと。それ以降の四日間で二十五枚。ようやく全体が半分の五百枚を越えて、これなら書けるかもしれないと思えるようになってきた。原稿の枚数の話ばかりでこれを読んでいるひとには悪いけれど、小説家の仕事なんて、書いている最中はそれくらいしか励みになるものはないのである。

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2002年7月10日 (水)

『不審事物』 最終回

滞在先の網代から明日の講義に出ればよいかと思っていたのだが、台風が近づいているそうなので、一旦自宅に戻ってきた。明日の午後また網代に戻る。アクセスできない場所では見たいとも思わないのに、こうして帰ってくるとさっそくネットに(2ちゃんとか)はまっちまうのはなぜだ?

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2002年7月 2日 (火)

エッセイ地獄

時事通信社のコラムは捕鯨テーマで、文春『本の水脈』は「チェスタトンから松原正へ」で、bk1『不審事物』はリチャード・パワーズでようやく片づけて、月末ごとにやってくるエッセイ地獄から抜け出す。今月は息子の事故もあって、持ち時間があまりに少ないひと月だった。数カ月分を書きためておいて、のうのうと左うちわで暮らすというのも何度か夢見たのだけど、そうなったためしが一度もない。

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2002年6月 6日 (木)

『瑠璃の翼』執筆山場

『瑠璃の翼』の1/3、350枚ほどの原稿を文藝春秋の編集者に送り、眼を通してもらう。ぼくは完成前の原稿を見てもらうのが大のニガテで、いままでの長編二作は、ほとんど完成間近になるまで誰にも見せなかった。ただ、今度のは1000枚という未経験の長さだけに、ときどき意見をもらって軌道修正しながらでないと完成は難しいだろうと思い、恥を承知で未完成稿を出したのである。

講談社「小説現代」に21枚のエッセイ『デジタルは文藝を救うか』を送る。ぼくは作家の中では、おそらく一、二を争うくらい電子本に期待している者の一人であるし、デジタルテクノロジーに通じている一人でもある。現状の電子本は、既製の出版業界や人気作家の論理で語られているのが不満である。だから少々角の立つ話も含まれているのだが、近未来フィクションのカタチで語ることで、その辺をごまかしている。

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