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2014年8月 3日 (日)

暴走ボーソー大学 文庫化

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8月1日に、徳間文庫から第8作『暴走ボーソー大学』が出た。

僕の小説はいつも、文庫化するにあたって、かなり直すのだけど、この作品もその例に漏れず、数百カ所に及ぶ訂正や推敲が入っている。その分単行本段階での完成度が低いことになるので、これはあんまり自慢にならないけれど、大幅に読みやすくなったのは確かである。

一番おどろいたのは、編集のYさんからのつぎの指摘。
「単行本でお書きになっている○○組という暴力団は、実在します」
そ、それはやばい……あわてて数十カ所もの固有名詞を替えたり伸ばしたりして、なんとかごまかした。

それに、作中の設定である2011年当時と現在とでは、世相もずいぶん変化していることにあらためて気付く。なによりも景気が違う。当時はみながもっていたケータイも、今ではガラケーと呼ばれて過去の遺物となり、一気にスマホ全盛の時代が来た。いっそ年代設定を変えようかとも思ったが、新就職氷河期とかガラケーは、物語全体、特に彼ら学生の生活全般にまでさまざまな影響を与えているので、到底無理だと悟り、そのままにした。

カバーイラストは単行本に続いて、スカイエマさんにご担当いただいた。ほんの1枚の画面に、極楽鳥研究会のメンバー全員が、キャラ設定やエピソードまで盛り込んで表現されていて、以前から気に入っていた絵だったので、陽の目を見たのが、たぶんエマさんと同じくらい喜ばしい。

推薦の辞は単行本の時と同じ、畠中恵さんと森見登美彦さんにいただいた。どうもありがとうございます。

夏休みが中心の話なので、午後の読書にでもいかがでしょうか……なんて。ただし、電車内で読むのはお奨めできません。

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