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2011年1月

2011年1月31日 (月)

新刊:暴走ボーソー大学

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(AMAZONで詳細を見る)

今日付けで新刊が徳間書店から出ます。「何このタイトル!」と言うなかれ。編集のYさんと二人であれやこれやと検討を重ねた結果、こうなったのです。と言うかYさんに押し切られた感じ。やや面はゆいのですが、本になってしまうと、これでよかったような。

ステキな表紙イラストはスカイエマさん。表紙から裏表紙まで、主要登場人物7人全員が「ボーソー」している贅沢な絵柄です。僕は単行本でイラストレーターさんに恵まれることが多いのですが、今回の(やはりYさんとあれこれ知恵を絞った結果の)ご依頼も、ビンゴ! だったようです。……と思ったら、つい先週出た友人の作家・越谷オサムさん『セキレイ荘のタマル』と鉢合わせしてしまいましたが。

スカイエマさんはこの作品のためにノリノリでお仕事をしてくださり、もう一枚、表紙絵の案を書いてくれました。こちらも勝るとも劣らない出来映えで、作者としては捨てがたかったのですが、題字や帯など、他の要素とのレイアウト上の問題で、こちらに決まりました。そこで、せめて当『山之口.com』上で紹介し、ゆくゆくは登場人物紹介などに使いたいのだけど……と打診したところ、二つ返事でご快諾いただいた次第です。スカイエマさんは、若者の気持ちがちょっとした姿勢や仕草に出てきたところを、さっと捕らえるのが実にうまく、わがキャラクターたちに命を吹き込んでくれました。

これからしばらく、いろいろな面からこの作品を紹介してゆきたいと存じますが、まずは「あらすじ」の紹介から。

「おれらの大学(ガツコウ)が無くなるぅ!?」
 房総の下流大学でのびのびしすぎた青春を謳歌する学生たちに襲いかかる突然の災難。大学を設立した学校法人秋元学園が突如経営破綻、房総自由大学を「解散」すると言うのだ――それじゃ、おれらは卒業できないわけ?
 すでに留年必至だった四回生の部長・シンジをはじめ『極楽鳥研究会』のメンバーたちはあわてふためく。だが、ひょんな経緯から『顧問』にされた非常勤講師・行行林(おどろばやし)とも協力しながら調べてみると……あるわあるわ、学生たちを食い物にする大人たち(秋元理事長、文科省加瀬局長、房総田辺組組長ら)の陰謀の数々。なんとここは、ブラック企業ならぬブラック大学。秋元理事長がはじめから○○のためだけに建てた大学なのだった。
 ブラック大魔王 vs. 下流大学の七人の極楽トンボたち――はたして不揃いすぎる彼らは、大学廃校という巨大な流れをせき止め、無事に卒業できるのか? メンバーたちは、それぞれの特技(高所平気症、ナンパ、録り鉄……)を生かして廃校劇の内幕を暴き、とまどい、ズッコケながらも対抗策を模索する。

帯の推薦文は、畠中恵さんと森見登美彦さんにいただきました。ご両人とも今や流行作家なので、「お二人に、というのは失礼にあたるのでは?」といささか悩みましたが、これまた編集のYさんに「ぜひに!」と頼み込まれ、ひたすらメッセンジャーボーイと化した次第。お二人とも、過分なお言葉をお寄せいただき、ありがとうございました。

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