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2008年7月19日 (土)

「週刊現代」リレー読書日記がゴールイン

「週刊現代」で1年の任期で担当してきた「リレー読書日記」だが、最終回の原稿をついさっき、編集部の戸井さんに送り終えて、ほっと一息である。
この一年のメンバーは、

 原武史、東川端参丁目、桜庭一樹、山之口洋

だったのだが、桜庭さんは『私の男』で直木賞を取り、原さんは『滝川コミューン一九七四』で講談社ノンフィクション賞を取った。我が身を振り返って何をしているのだろうと思わざるを得ない。
それはともかく、この仕事は歴史・時代小説についての考え方を整理するのに非常に役立った(それに、火の車の家計にも)。この一年で取り上げた作品をまとめておく。

リレー読書日記 書評書目一覧

第1回 2007年9月
 吉原手引草 松井今朝子 幻冬舎
 銀漢の賦 葉室麟 文藝春秋

第2回 2007年10月
 薩摩スチューデント、西へ 林望 光文社
 廃帝綺譚 宇月原晴明 中央公論新社
 怪力乱神 加藤徹 中央公論新社

第3回 2007年11月
 烏金 西條奈加 光文社
 箕作り弥平商伝記 熊谷達也 講談社
 江戸は心意気 山本一力 朝日新聞社

第4回 2007年12月
 夢枕獏 陰陽師 夜光杯ノ巻 文藝春秋
 澤田ふじ子 土御門家陰陽事件簿 逆髪 光文社
 戸矢学 天眼 光秀風水綺譚 河出書房新社

第5回 2008年1月
 鳥羽亮 剣豪たちの関ヶ原 徳間書店
 北方謙三 独り群せず 文藝春秋
 宮尾登美子 篤姫の生涯 NHK出版

第6回 2008年2月
 和田竜 のぼうの城 小学館
 月芝居 北重人 文藝春秋

第7回 2008年3月
 名将 山中鹿之助 南原幹雄 角川書店
 裏切り涼山 中路啓太 講談社
 異譚・千早振る 鯨統一郎 実業之日本社

第8回 2008年4月
 桃山ビート・トライブ 天野純希 集英社
 夢霊(ゆめだま) 桑原美波 講談社
 相棒 五十嵐貴久 PHP

第9回 2008年5月
 新・御宿かわせみ 平岩弓枝 文藝春秋
 岩倉具視 言葉の皮を剥ぎながら 永井路子 文藝春秋

第10回 2009年6月
 日と月と刀 丸山健二 
 路傍に死す 冬の蝉 坂岡真 徳間書店
 時代小説の勘どころ 寺田博 河出書房新社

第11回 2009年7月
 寒夜 李喬(リー・チャオ) 国書刊行会
 台北人 白先勇(パイ・シェンヨン) 国書刊行会
 星雲組曲 張系国(チャン・シークオ) 国書刊行会
 迷いの園 李昴(リー・アン) 国書刊行会

 その他計12冊(台湾文学特集)

最終回 2009年8月
 曙光 羽太雄平 角川書店
 夕陽(せきよう)の梨 五代英雄伝 仁木英之 学研
 享保のロンリー・エレファント 薄井ゆうじ 岩波書店

合計42冊。よく読んだなとも思うし、なんだこれだけかという気もする。1年を終えてみて思うのは、十年一日のように思われがちな歴史小説ジャンルも、結構なスピードで変化しつづけているなということ。伊坂さんの小説のキャッチじゃないが「歴史小説、まだまだいけるジャン」という感じだ。

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