« 2005年5月 | トップページ | 2007年7月 »

2005年9月

2005年9月26日 (月)

授賞式行ってきます

ファンタジーノベル賞の授賞式が都内某所であるので、夕方行ってくるつもり。

今年は優秀賞の受賞者との間でトラブルが発生して、受賞辞退の騒ぎが起きた。詳細は明かせないので口は挟まないが、なんだかトラブルが多い賞だなあとは思う。なんでも出版に関しての意見の食い違いらしいが、賞は「応募原稿」に対して与えられるのだから、まずはすなおに受け取っておいたらよかったのに、と思う。私なら絶対そうする。

大賞を受賞された『金春屋ゴメス』の西條奈加さんにお会いできるのを楽しみにして出かけることにしよう。とかく暗いものが本格的なものと混同されている日本の文学風土の中で、こういう作品はとても貴重だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月16日 (金)

新作できました

昨日、角川書店に出かけて新作『完全演技者』の著者見本を5冊いただいてきた。テリー・ギリアム言うところの

「わーできた! ……ってそれだけだよ」

である。それでも、この一瞬の喜びは他にたとえようもないから、すぐまた次の作品に手を染めてしまうのだ。300ページ足らずの、最近の標準では長くもない小説だが、今回は「映画と同じくらいの値段で、同じくらいの時間で読め、しかしより深くエンターテインされる作品」を目指した。いかがでしょう?

テーマはデビュー作『オルガニスト』がオルガン音楽であったのに対し、80年代のテクノ・ポップ(和製英語。英語ではエレクトリック・ポップ)。もっともクラフトワークとかDEVOとかYMOといったプロパーなテクノからすれば、かなり辺鄙なところだが……。ただ、物語自体はテクノや音楽に興味がない人でも楽しんでいただけるだろう。自分では全く異なる物語と思っていたのに、完成してみるとやはり山之口節というか、どこか似通った味がある。7年かかってようやくはっきりとデビュー作を超えた、という気持でいる。

『オルガニスト』を読んでいただいた方はもちろん、この小説で山之口に初めて接しる方も、これが山之口本来のテイストだと思っていただいてかまわない。前作『瑠璃の翼』のように読者を選ぶ要素はない。今後は何作か、現代を舞台にした、ただし既存のジャンルにおさまりそうもない作品が続く予定である。褒めたり脅したりしながら作品を完成に導いてくれた角川書店のGさん、Yさん(現在文春)次号の『本の旅人』(角川の宣伝誌)向けに書評を書いてくれた評論家の大森望さん。どうもありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年5月 | トップページ | 2007年7月 »