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2002年6月 6日 (木)

追悼:矢川澄子先生

Yagawa1
矢川澄子先生が自ら亡くなってしまわれた。ぼくは、ファンタジーノベル大賞で矢川さん、椎名さん、安野さんに認められて小説家になった人間であり、言葉に表せないほどのショックを受けている。

昨年『われはフランソワ』を出したときにも新潮『波』誌上の書評を二つ返事で引き受けていただき、全部の作品を読まれて励みになるご紹介をいただいた。瀬名秀明さん、安野光雅さん、小谷真理さん、大森望さん、井上ひさしさんなどと共に、作家山之口洋の最大の理解者の一人だった。

会社を辞めて専業になった旨をご報告したときにも、「当方なんとか専業で三十年やれてきました(ただし配偶者+子供はなし)」と、ユーモアと明るさにみちた返信をいただいたのだが、いま読み返してみると、括弧書きにかすかな孤独の思いが漂う。ただ、どういう最期を迎えられたかということは、それまでの文学者としての生きかたや業績にはほとんど関係なく、矢川先生は生涯変わらずぼくの愛読作家でありつづけるだろう。

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