脱サラ1周年
松下電器の企業研究者というカタギの仕事を辞めて丸一年。辞める前には、日々一緒に働く仲間がいなくてさみしいのでは、とか、社会における自分の位置を見失って焦るのでは、などとあれこれ思い悩んでいたものだけれど、おおむね取り越し苦労であったことが判明。つまりはもともと向いていなかってことか。
このところ、二つの小説に取り組んでいた。その一つ、連作歴史中編『天平DINKS』は最初の中編「国家珍宝帳(声に出して読みたい日本語)」が別冊文藝春秋で完結し、同社からの長編が書けるまで間が開くことに。冬には第二中編がはじまるだろう。時間をくれた、と言うより、器量を見切られた感じで、ちょっと奮起する。
で、現在は脳内戦争真っ盛り! 比喩ではなくて本物の戦争、九七式戦による空中戦である。あまりにも一人一人の空中勤務者(戦闘機パイロットのこと)を追いすぎていて、作中で戦死者が出ると本当につらい。ご遺族や現存者の方々からいただいている資料も山になっていて、あだやおろそかに扱えないこともあり、難航を極めている。因果な題材を選んだものだとは思うけど、いつかは書かねばならない作品だからしかたがないのだ。
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