新刊:暴走ボーソー大学

Photo

(AMAZONで詳細を見る)

今日付けで新刊が徳間書店から出ます。「何このタイトル!」と言うなかれ。編集のYさんと二人であれやこれやと検討を重ねた結果、こうなったのです。と言うかYさんに押し切られた感じ。やや面はゆいのですが、本になってしまうと、これでよかったような。

ステキな表紙イラストはスカイエマさん。表紙から裏表紙まで、主要登場人物7人全員が「ボーソー」している贅沢な絵柄です。僕は単行本でイラストレーターさんに恵まれることが多いのですが、今回の(やはりYさんとあれこれ知恵を絞った結果の)ご依頼も、ビンゴ! だったようです。……と思ったら、つい先週出た友人の作家・越谷オサムさん『セキレイ荘のタマル』と鉢合わせしてしまいましたが。

スカイエマさんはこの作品のためにノリノリでお仕事をしてくださり、もう一枚、表紙絵の案を書いてくれました。こちらも勝るとも劣らない出来映えで、作者としては捨てがたかったのですが、題字や帯など、他の要素とのレイアウト上の問題で、こちらに決まりました。そこで、せめて当『山之口.com』上で紹介し、ゆくゆくは登場人物紹介などに使いたいのだけど……と打診したところ、二つ返事でご快諾いただいた次第です。スカイエマさんは、若者の気持ちがちょっとした姿勢や仕草に出てきたところを、さっと捕らえるのが実にうまく、わがキャラクターたちに命を吹き込んでくれました。

これからしばらく、いろいろな面からこの作品を紹介してゆきたいと存じますが、まずは「あらすじ」の紹介から。

「おれらの大学(ガツコウ)が無くなるぅ!?」
 房総の下流大学でのびのびしすぎた青春を謳歌する学生たちに襲いかかる突然の災難。大学を設立した学校法人秋元学園が突如経営破綻、房総自由大学を「解散」すると言うのだ――それじゃ、おれらは卒業できないわけ?
 すでに留年必至だった四回生の部長・シンジをはじめ『極楽鳥研究会』のメンバーたちはあわてふためく。だが、ひょんな経緯から『顧問』にされた非常勤講師・行行林(おどろばやし)とも協力しながら調べてみると……あるわあるわ、学生たちを食い物にする大人たち(秋元理事長、文科省加瀬局長、房総田辺組組長ら)の陰謀の数々。なんとここは、ブラック企業ならぬブラック大学。秋元理事長がはじめから○○のためだけに建てた大学なのだった。
 ブラック大魔王 vs. 下流大学の七人の極楽トンボたち――はたして不揃いすぎる彼らは、大学廃校という巨大な流れをせき止め、無事に卒業できるのか? メンバーたちは、それぞれの特技(高所平気症、ナンパ、録り鉄……)を生かして廃校劇の内幕を暴き、とまどい、ズッコケながらも対抗策を模索する。

帯の推薦文は、畠中恵さんと森見登美彦さんにいただきました。ご両人とも今や流行作家なので、「お二人に、というのは失礼にあたるのでは?」といささか悩みましたが、これまた編集のYさんに「ぜひに!」と頼み込まれ、ひたすらメッセンジャーボーイと化した次第。お二人とも、過分なお言葉をお寄せいただき、ありがとうございました。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2011年3月 6日 (日)

内田剛さんによる感想

『暴走ボーソー大学』の出版から1ヶ月と少し。読んでくれる人はそこそこ増えたけど、感想を寄せてくれる人はまだまだ少数。 そこで、ごく早い時期に三省堂書店の内田剛さんからお寄せいただいた感想を、ご本人のご...

» 続きを読む

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2011年3月 4日 (金)

舞台紹介(2) 行行林進のふるさと

作中でお馬鹿学生たちの活動に「大人の常識」を注入する役割の行行林進(おどろばやしすすむ)講師ですが、この変な姓は、船橋市内の地名に由来します。もう八千代市との境界に近い辺り。 なんでこれを「おどろばや...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年3月 2日 (水)

舞台紹介(1) シンジの実家・「西川精肉店」のモデル

主人公・西川慎次の実家のモデルになった、上総牛久町にある○川精肉店です。 バイクでツーリングした折など、僕はしょっちゅうこの店のメンチカツとコロッケのお世話になります。雨上がりのせいか、写真には写って...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月28日 (月)

せきれい荘のタマル

 毎年2月ころに、ファンノベ大賞の仲間が集って新年会をやるが、この本はその席で僕の新作と物々交換してゲットしたもの。もちろん直筆サイン本。実はどっちも大学サークルを舞台にした青春物で、表紙絵さえ同じス...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月14日 (月)

Twitterはじめました

人もすなるTwitterを我もしてみむとてすなり。 ユーザ名はYoYamanoguchiです。 でも何だか使い方よくわからんのだよな。 しばらくは本でも読んで勉強します。 さしあたりファンノベ賞を中心...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月11日 (金)

カバーと帯を紹介!

本番の装丁に使われたイラストは、表紙から背表紙までグルリと回したスカイエマさんの豪華イラストが特徴。 ここに描かれた八人が、学校法人秋元学園房総自由大学の「極楽研究会」のメンバーおよび偽OB、および押...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月 9日 (水)

登場人物紹介(8) 行行林(おどろばやし)進

 登場人物紹介もこれで最後。  行行林(おどろばやし)進 通称OK(オジャマ・コーシ)。環境情報学部の所属で、情報科目を担当する非常勤講師。脱サラして小説家になったものの、いまだに専業では食えず、割の...

» 続きを読む

| | コメント (2) | トラックバック (0)

登場人物紹介(7) きたねこ

 きたねこ ?学部?回生 通称OB(オジャマ・ボーイ)。キャンパスが愛知にあった十二年前から在学している唯一の生き残りだという噂の万年学生。フィギュアおたくの変態、という以外は謎だらけの存在。本名が不...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

登場人物紹介(6) 会田楠葉

 会田楠葉 通称クモハ。国際観光学部二回生。鉄道に乗ってさえいれば幸せという鉄女。自然と計算ほか理数系に強く、メンバーたちから、「なんでこんな大学に来たの?」「なんで女子鉄道研究会を創らないの?」と不...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月 5日 (土)

登場人物紹介(5) 三ツ瀬彰

 三ツ瀬彰 通称彰。国際観光学部三回生。クールなイケメンを生かして夜は木更津のクラブで店長兼トップホストを務める。特技はナンパ。このまま中退してホストとして生きるのも悪くないかな、と最近思っている。極...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

登場人物紹介(4) 兵藤亜里砂

 兵藤亜里砂 通称亜里砂ちゃん。福祉学部一回生。極楽鳥研究部に入会してきた待望の新入生。いつもクラロリ系のドレスで身をかためている美少女だが、それは実は擬態であり、高校時代にひどい心の傷を負って、誰も...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月 4日 (金)

登場人物紹介(3) 山鹿タツヲ

 山鹿タツヲ 通称ヤマカシ。福祉学部三回生。月島の高層マンションで生まれたために、「高所平気症」のまま育ってしまった。特技はパルクール。全身バネのような長身を生かしてあちこちの高所によじ登り、家屋に忍...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

登場人物紹介(2) 北野杏子

 北野杏子 通称女社長。国際観光学部四回生。慎次と同年齢ながら、誰もが「さん」づけで呼ぶほどの姐貴オーラを放っている。特技は本質を突くこと。口は悪いが、成績はトップクラスであり、単位を取り終えてほっと...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

登場人物紹介(1) 西川慎次

 西川慎次 通称シンジ。房総自由大学環境情報学部四回生。極楽鳥研究会会長。このままでは単位が足りず、卒業が危ういと感じはじめている。特技などない。後輩の楠葉によれば「先輩は統計的に見てもっとも平凡な一...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

もう一枚の、幻の表紙

表紙レイアウトの関係で使えなかったイラストです。これが見られるのは『山之口.com』だけ! なんて……。 イラストレーターのスカイエマさんのご厚意で掲載しています。 このイラスト、各登場人物の性格が見...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年12月20日 (月)

中央大学法学部にゲスト出演

今日は、高校の友人が「文学」を教えている授業に乱入します。 お題は「境界領域へのお誘い」 中央大学法学部という、支配的(ドミナント)な領域を目指す学生さんたちを誘っても無理か、 とも思うけれど、「文学...

» 続きを読む

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年4月13日 (火)

文庫 出ました!

天平時代を舞台にした歴史ファンタジー『天平冥所図会』が文春文庫から出ました。実を言えば、文庫にしていただけると思っていなかったもので(単行本は2刷止まり)、とっても感謝感激しています。 イラストは単行...

» 続きを読む

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2010年1月 4日 (月)

隣のケータイ、トテチテタ

一昨日から昨日にかけて妹の家族が泊まりにきた。二歳四ヶ月になった姪っ子がやたらとしゃべるようになっていた。ウチの長男の時を思い起こしても、どうやら女の子の方が言葉の発達は早いようだ。 幼児の言葉の発達...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月31日 (木)

台湾環島バイク紀行 アップします

ということで、お蔵入りして宙に浮いてしまった台湾バイクツアーの記録を、載せてしまうことにする。 新書版で60ページかそこらあります。 バイクが好きな人、台湾が好きな人、両方好きな人には面白いかも。 一...

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«今年もあと数時間